③定期メインテナンスで抜歯リスクを大きく軽減!

しっかりした治療を行った後には、やりっぱなしにならないようにしましょう!


定期的にメインテナンスを受けた場合、抜歯のリスクが大きく下がることがわかっています。


当クリニックの歯科衛生士が、以下のような面白いデータを持ってきてくれました

日本ヘルスケア歯科研究所調べによると

継続的なメインテナンスありの場合、世代別平均抜歯数は・・・

 40代で0.19本 

 50代で0.81本 

 60代で1.11本 

 70代で1.53本

となります


最新のH28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)によると、

日本における単純な世代別平均抜歯数は・・・

 40代で0.6本

 50代で2.2本

 60代で3.6本

 70代で3.6本


世代で若干違いますが、

生涯にわたる定期的メインテナンス受診で約1/3まで抜歯のリスクを軽減できる

ということになります


厚労省のデータは、メインテナンスを受けている人も含んだ平均ですので

メインテナンスを受けていない人たちに比べると、もっとリスクが下がるということになります


メインテナンスでは、必ず全体清掃を行います

日々のお手入れ(歯ブラシ)は当然重要なのですが、取り切れない汚れ(細菌の塊)

をリセットしまうのです

病原菌をかなり減少させるので、リスクが下がる

単純で当然の話です



定期メインテナンスを受診して

歯のない余生より、歯のある美味しい余生を送りましょう!!!

80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。