MFT(口腔筋機能療法)とは?
こちらの記事は主に、当院でインビザライン矯正治療中の患者様向けになります
MFTとは?
MFTとはOral Myofunctional Therapyの略で、日本語では「口腔筋機能療法」と訳されます。
歯並びの乱れは遺伝的要因以外に、指しゃぶりや口呼吸、飲み込みや発音時の舌の動きなど、さまざまな口腔習癖によって引き起こされます。
MFTはこうした後天的な筋肉の不調和を、舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングを通して整えることで、矯正治療をスムーズに進め、かつ矯正終了後の後戻りを防止していきます。
☝例えば小さい頃指しゃぶりの癖があったため、そのまま出っ歯になってしまったり…
バクシネーターメカニズムとは?
日本語では「頬筋機能機構」と言います。
歯列を取り囲む口輪筋(くちびる)、頬筋、上咽頭収縮筋(頬から喉)が、内側からの舌の力に拮抗することで、歯列や咬み合わせの保持に大きく関与しています。
☝歯列は筋肉に支えられています
☝歯は5g程度の力で動くので、口周りの筋肉の作用が常に働きます
不正咬合を引き起こす代表的な口腔習癖
口呼吸 ⇨習慣的なもの、アレルギー疾患によるもの等
口唇閉鎖不全
異常嚥下癖 ⇨飲み込みの時に舌が前歯を押す
指しゃぶり
構音障害 ⇨発音時に舌を歯列に挟み込んでしまう
咬唇癖
咬爪癖
弄舌癖 ⇨舌で遊んでしまう、舌のコントロールが上手くできない
偏咀嚼 ⇨咀嚼時に左右均等に噛めていない
クレンチング ⇨食いしばり
頬杖
うつぶせ・横向き寝
☝上記のうち、舌に関わる口腔習癖を「舌癖(ぜつへき)」といいます
☝舌の位置が低い状態を「低舌位」といいます
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