どうしてむし歯になるの?

むし歯…専門用語ではう蝕(齲蝕・うしょく)と言います。

歯科の中では歯周病と並んで、歯を失う二大疾患の一つです。

(平成28年歯科疾患実態調査(厚生労働省)より)


多くの人が経験のあるむし歯ですが…

どうしてむし歯になるのでしょうか?


原因は主に2つあります。
①細菌
②糖質

むし歯は、口の中に繁殖している細菌が糖質をエサにして酸乳酸を作り、その酸によって歯が溶けて脱灰と言います)穴があいた状態を言います。

むし歯関連菌として、主にむし歯の発生に関与するミュータンス菌、むし歯の進行に関与するラクトバチラス菌が挙げられます。

(ストレプトコッカス・ミュータンス)



むし歯は予防できます!

①繁殖した細菌(歯垢)の除去
②糖分摂取の管理

原因となっている①②をコントロールすることによって、むし歯は予防が可能です。

むし歯は早期の治療も大切ですが、何よりもまず「むし歯をつくらない」ことが重要です。

歯磨き習慣や間食など、生活習慣を見直してみてくださいね♪

80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。