噛めば噛むほど免疫力アップ!

お食事の際には、一口あたり30回以上噛むようにしましょう
たくさん噛むと、たくさんの唾液が出てきます


唾液の成分「ペルオキシターゼ」とは?

唾液の中の殺菌成分「ペルオキシターゼ」という酵素が、様々な種類の発がん性物質に作用して、がん発生を抑制する効果があると言われています。

さらに、このペルオキシターゼは、活性酸素を除去する抗酸化作用もあり、効果を得るには食べ物を30秒以上唾液に浸すことが必要です。

お食事の時には、一口あたり30回以上噛むことが理想的です。



たくさん噛むことのメリット

また、噛めば噛むほど身体の作り出す熱が増え体温が上昇し、NK細胞(がん細胞を攻撃し死滅させる細胞)の活性化につながります。


<噛むことの効用>

●がんを予防する

●熱産生を高めて免疫力を上げる

●噛むことで血流がよくなり、脳を活性化し、認知症を予防する

●満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ

●虫歯や歯周病を防ぐ

●食いしばる力を鍛えて、体力を向上させる



胃に直接栄養分を送り込む『胃ろう』にすると、お口でよく噛んで食べた場合の4分の1の熱しか作られないという報告があります。

「噛んで口から物を食べる」

という当たり前の行為が、いかに健康にとって大事か、よくわかりますね。



参考文献 奥村 康監修「免疫力を上げて一生健康」 宝島社






80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。