咬合性外傷【もうひとつの歯周病】

咬合性外傷とは、

咬合=噛み合わせ 外傷=ダメージ
つまり、噛み合わせの力によって起こる歯や周囲組織へのダメージのことをいいます


そもそも噛む力ってどれくらい?

食事の時:女性は約40kg、男性は約60kg

思いっきり噛みしめた時:約60kg〜70kg

就寝中など無意識での歯ぎしり・食いしばり:100kg〜250kg以上


ちなみにオオカミが180kg、ライオンが250kgくらいだそうです


咬合性外傷によってどんなことが起こるの?

噛んだときの痛み・違和感、歯の揺れ(歯周病の進行)、知覚過敏(歯がしみる)

詰め物や被せ物が頻繁に外れる、歯茎の下がり、歯のひび・欠け・割れ、歯の神経が死ぬ

朝起きると顎がだるい・顎関節が痛む(顎関節症)、頭痛・肩こり など


ご本人の自覚症状がないことも多いですが、歯科医院でお口の中をチェックすると兆候を確認できます


すぐできる治療法

ナイトガード 主に夜間就寝中に使用するマウスピースです(保険適用内)

咬合調整 歯や詰め物などの強い接触がみとめられる場合に極僅かに歯科医師が調整します


長期的にみた治療法

歯科矯正 歯列不正による強い接触を根本から解決するためには歯科矯正をするのが理想的です


噛み合わせの負担によって最終的に歯を失うことに繋がるのが咬合性外傷です
早めに発見して対処をするのが大切です


80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。