歯牙接触癖(しがせっしょくへき)

歯牙接触癖(TCH)とは?

通常私たちがリラックスしている時

「唇は閉じているけれど、上下の歯は接していない」状態になります

歯は接触せず2~3ミリ開いており、この隙間を安静時空隙と言います

安静時空隙が無い状態が癖になってしまっていることを、「歯牙接触癖」と呼びます


本来1日のうち上下の歯が触れているのは17分(10~12分とも)と言われ、

食物を噛む時や物を飲み込む時に限られます

歯ぎしりや食いしばりのようにギュッと噛みしめるだけでなく、

歯は触れているだけで大きな負担を負ってしまうのです


どんな影響があるの?

顎関節症

顎周りの筋肉が縮んだ状態が続くことで毛細血管が押しつぶされ、顎関節に悪影響が生じます

顎関節症患者の6割がTCH傾向といわれています


知覚過敏・咬み合わせの違和感・歯周病の悪化 など

接触により常に圧が加わることで歯を支える歯根膜が貧血状態になり、症状が悪化しやすくなります


どんな時になりやすい?

集中している時

ストレスを感じている時

スマホやパソコン操作で前かがみの姿勢のとき など


TCHに気づいたら…

歯を離す意識をしましょう

深呼吸をしてリラックスしましょう

目につくところにメモを貼りましょう(「噛まない!」など)


寝ている間のコントロールは難しいため、

ナイトガード(マウスピース)で歯にかかる負担を減らしましょう


80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。