【こども】口腔機能発達不全症

口の主な機能は「食べる」「話す」「呼吸する」「表情を作り、感情表現をする」「異物(病原体)からの防御」です

生命維持と、コミュニケーションや心身の健康にも深く関わる大切な器官です


また口は「第一の消化器官」として、食べ物を噛み砕き、唾液の消化酵素でデンプンを分解する役割を担っています

これにより、胃や腸での消化・吸収をスムーズにし体全体の栄養補給の土台をつくります


子どもの口腔機能

哺乳から始まり、離乳食を経て「食べる・話す・呼吸する」能力へと段階的に発達します

しかし今、18歳未満の30~40%の人の口腔機能が年齢相応に発達していないといわれています

これを口腔機能発達不全症といいます


こんな症状があると要注意⇩

食べる:硬いものを避ける、食べるのが早い・遅い、食べるときにクチャクチャ音がする
話す:言葉がよく聞き取れない(滑舌の悪さ)、音の言い間違いがある
呼吸する:お口ぽかん、口呼吸、いびきをかく
口腔習癖:舌の使い方に癖(舌突出癖など)がある など


これらの症状を放置すると、歯並びや噛み合わせの悪化、口呼吸による感染症リスクの上昇、十分に噛めないことでの栄養・発育への悪影響へとつながります

また、乳幼児・学童期に口腔機能が十分に発達していないと、高齢になったときに『口腔機能低下症』になるリスクが高まります


口腔機能を鍛えよう

次回は【おとな】の口腔機能低下症についてご紹介します

80歳で20本の歯を正しく残して、なんでも食べられる生活を

歯を失うのは、加齢変化ではなく、歯科疾患が原因です。日本は歯を大切にする文化が根付いているとは言い難く、知らない間に歯科疾患が進行し、抜歯に至っているケースが非常に多いため、それを加齢にすり替えて誤解されているのが問題だと感じています。歯を大切にする文化が根付いている国は、8020達成率が非常に高く、同時に生活の質(QOL)も高いといえます。日本の患者様に気づいていただきたい内容を記していきます。